圧倒的勝利に沸く/伊波陣営
市長選に向け弾み強調/支持者、市政奪還誓う
投票箱のふたが閉まった10日午後8時、各テレビ局では選挙速報が流れ、参院選沖縄選挙区に立候補した元宜野湾市長の伊波洋一さんの当確が伝えられると平良下里のイハ洋一参院選ひやみかち・うまんちゅの会宮古支部事務所は集まった支持者らで歓喜の声が響いた。圧倒的勝利を喜ぶ支持者の中からは「次は来年1月の市長選だ」との声が上がり、市政奪還に向け結束を誓い合っていた。
選対本部宮古支部の奥平一夫支部長は「この結果で再度、県内に新基地建設は認めないという民意が示された。さらに、公約破りの相手候補も認めないという民意でもある。また、宮古においては下地敏彦市政を変えるための弾みとなった。次の市長選は陸自配備問題もそうだが『下地市政を変える』が大きな争点。それに賛同する勢力を結集するために早期に各方面と調整していきたい」と述べた。
また、伊波氏後援会の下地学共同代表も「この結果を1月の市長選につなげていきたい。県議選と今回の参院選で私たちの訴えは市民に浸透していると思う。今回の結果はそれを反映している。今後も一致団結し市政奪還に向けて頑張っていきたい」と述べた。
そのほか、亀濱玲子県議も「県民の民意が示された選挙だと思う。知事選、衆院選、県議選と今回の参院選の結果は辺野古への新基地建設には反対という強い民意。宮古としてはこの結果を来年の市長選につなげていく。今参院選期間中も市政奪還も併せて市民に訴えてきた。この結果を力にして市長選を勝利したい」と決意を示した。
事務所に集まった支持者たちは、テレビの生放送で当選を喜ぶ伊波さんと翁長雄志知事と一緒に午後8時すぎに万歳を行い、圧倒的勝利を喜んでいた。