18歳の決意、票に込め/参院選
初の投票に感想さまざま
第24回参院選投票日の10日、18歳になった高校生も投票所に足を運んで自分の思いを票に込めた。
今回の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられた。これに伴い18歳の誕生日を迎えた高校生にも投票権が与えられた。
投票所での18歳の表情はさまざま。きょろきょろして落ち着かない様子の生徒もいれば、事前の学習を生かしてスムーズに投票をする生徒もいた。
城辺砂川地区に住む池村郁哉君は砂川中学校の体育館で投票を行った。「少し戸惑いました」と言って息を吐くと、「選挙区を終えて比例に行くまでの流れが少し分かりにくかった」と初投票の感想を話した。
投票権を与えられたことで政治や選挙について自分なりに学んだという。「とても良い経験になった。自分の家が農家なので、農業の振興を大事にしてくれる候補者を選んだ」と胸を張って話した。
伊佐ももこさんも選挙に向けていろいろなことを考えた。自分の1票を生かすために新聞で情報を収集したという。「自分でしっかり決めようと思って新聞を読んだ。選挙権を得たことで政治に目を向ける良い機会になった」と話した。
川満郁弥君は「やっと投票できる」とこの日を待ち望んでいた。「もともと政治に興味があったので投票ができるようになってうれしい」と話す。「考えが偏らないようにニュースとか携帯を使っていろいろな主張を知るように努めた」と話し、選挙に参加できる喜びをかみしめた。