9月から値上げへ/タクシー運賃
宮古で公聴会開く
沖縄本島地区や宮古地区などのタクシー運賃の改定は、8月中にも値上げ幅や新運賃が公示され、9月上旬にも実施される見通し。県離島地区(宮古地区)タクシー利用者・事業者・関係機関等公聴会が12日、宮古島観光協会で開かれた。
公聴会には運賃価格改定を審査中の沖縄総合事務局の関係者はじめ、県ハイヤー・タクシー協会、市観光商工局、市婦人連合会、市商工会議所、宮古島ホテル組合、宮古島観光協会などの関係者らが出席した。
冒頭、県ハイヤー・タクシー協会の湖城秀實会長は「県内のタクシー事業者は、経営努力だけでは困難に陥っている。物価の高騰に伴う車両整備の負担増、レンタカー車両の増大や運転代行業普及などによる利用者の減少で営業収入は低下している。また不安定な燃料価格、消費税の増加など、経営を取り巻く環境は依然として厳しい」と述べ「今回の運賃改定を機に、さらに利用者のサービス向上を図っていく」と理解を求めた。
同協会宮古支部の豊見山健児支部長は「今後は、乗務員の接客接遇向上、服装、身だしなみの改善など、宮古島の各タクシー事業者と一致団結して取り組んでいく」と決意を示した。
下地隆之副支部長は「運賃改定を機に、利用者から『宮古島のタクシーは良くなった』と評価されるように気持ちを引き締めていく。公共交通機関としての使命と役割を再認識し、利用者に喜ばれるサービスにしっかり対応していく」と話した。
きょう13日は、石垣島で公聴会を開く予定。