教育・文化
2016年7月13日(水)9:01
地元の食材にこだわり/平良中1年生総合学習
「あずき屋」店長が講話
平良中学校(亀川昌彦校長)では1年生を対象に、地元で活躍する人から講話を聞く授業を総合的な学習の時間に行っていて、その9回目(最終回)が12日に同校図書館で開かれた。生徒たちは平良久貝の和洋菓子店「あずき屋」の上里寿樹店長から宮古島産の黒小豆について学んだ。
講話のテーマは「地元の食材で最高の商品をめざす」。上里店長は、宮古島産の黒小豆は、「ささげ」という小豆とは種類の異なる豆で、一般的な小豆と比べ小粒で色が黒ぽいこと、現在、県内で生産しているのは宮古島のみであることを説明。「本島や八重山にないのに宮古島にあることをおもしろいと思い、店名を『あずき屋』として、黒小豆を使ったお菓子を製造販売するようになった」と紹介した。
地元の食材を使用することで、農家から喜ばれると話す上里店長。「特におじい、おばあに喜ばれる。隣の人を喜ばせることは大事。それが自分の喜びになる」との考えを示した。