夏の干潟で自然と一体/サニツ浜カーニバルを満喫
水中駅伝など多彩に
干潟の祭典「第26回サニツ浜カーニバル」(主催・宮古島市など)が17日、下地の与那覇湾、通称サニツ浜で開かれた。約700㌶の広大な干潟などを舞台に、水中駅伝や綱引き、宮古角力、10人11脚などが行われ、家族連れらが楽しい夏の一日を過ごした。開会式で川満理貴君君(上野小3年年)が参加選手を代表して「正々堂々と競技します」と元気よく選手宣誓をした。
サニツ浜ふれあい広場の土俵には、北大東角力会や久米島からも参加、一般や小学生が個人戦、団体戦で熱戦を繰り広げた。
干潟競技はレディース綱引きで幕開け。パンダル50ccが連覇を果たした。水中駅伝では途中で水しぶきを上げて転んでしまう選手もおり、会場から笑いを誘っていた。
男女綱引きでは、滑りやすい足元をものともせず、全員で力を合わせ、男女共こん身の力を込めて綱を引いた。10人11脚は仲間たちと息を合わせ、リズムをとりながらゴールを目指した。宝探しや宮古馬の乗馬体験も行われた。
競技に先立ち行われた開会式で大会長を務める下地敏彦市長は「地域の伝統行事として継承していくことを目的に始まり、現在では地域住民、観光客が一体となって楽しめるイベントとして定着している。広大な干潟を舞台に繰り広げられる各競技を楽しみながら、祭典を十分に満喫してほしい」とあいさつした。
アトラクションとして下地のクイチャー、与那覇のヨンシーが披露され、全員が方言バージョンのラジオ体操で体をほぐした。