城辺地区4中学校 統合計画策定委が発足/委員23人に委嘱状
20年4月開校へ向け協議/委員長は神里氏
城辺地区4中学校(福嶺、城辺、西城、砂川)の統合計画について協議する「城辺地区中学校統合計画策定委員会」が19日に発足し、委員となった各地域の代表や学校関係者、保護者ら計23人に委嘱状が交付された。委員長には同地区地域づくり協議会長の神里清春氏、副委員長には砂川中学校校長の友利直喜氏がそれぞれ就任した。同委員会では2020年4月の開校に向けた協議を行っていく。
あいさつで宮國博教育長は、子供たちのより良い教育環境のためにも、統合は必要であることを強調し、スムーズな統合に向けて活発な意見交換を要望した。
神里委員長は「いろいろ難しい課題や問題があると思うので、皆さんが活発に意見を出し合って、統合計画を良い方向に導いてほしい」と呼び掛けた。
引き続き行われた第1回委員会では、市教育委員会事務局から今後のスケジュール案や城辺地区の児童数の推移などの資料が示された。
統合計画案の策定については、16年度に検討および作成を目指すほか、保護者や地域住民への意向調査を予定している。
そのほか、計画案についての保護者や地域住民への説明と意見交換、統合校の場所選定(既存学校施設を活用)を行い、17年度中には統合計画の策定および公表を予定している。
開校に向けた準備としては▽校名、校歌、校章等の検討▽スクールバス等通学手段の整備▽統合校による交流活動の実施(交流授業、部活動等)-などを予定している。
市教委では、夏休み終了後の9月中に、小学校および中学校に就学している児童生徒や保護者と、未就学児童の保護者を対象に城辺地区中学校規模適正化に関するアンケートを実施する予定であることも報告された。
アンケート結果については、市教委において規模適正化の資料として活用するとしている。