「安全運転お願いします」/下地中でお手紙大作戦
事故防止込め家族あてに送付
宮古島警察署と宮古島地区交通安全協会は20日、交通事故発生抑止を目的にした「交通安全お手紙大作戦」を下地中学校で実施した。全校生徒91人が、家族に向けて交通安全と事故防止の願いを込めて書いた手紙を、用意された手作りポストに投函(とうかん)。手紙はすぐに郵便局員が回収し、それぞれの家庭に届けるために出発した。
この取り組みは、同校の道徳学習指導において交通安全と交通事故について学んだことを手紙にして、自動車を運転する家族に届けることで、交通安全意識を浸透させることを目的に行われた。
あいさつで同署の大城辰男署長は「これから夏休みになるが、期間中は交通事故や水難事故に気をつけて元気に2学期を迎えてほしい」と呼び掛けた。
生徒会長の下地藍里さんが両親に宛てた手紙を朗読。「家族の幸せは笑顔で健康に毎日を過ごすこと。そのためにも交通ルールを守り、安全運転を心がけてほしい」と訴えた。
そのほか、同校の砂川勝昭校長も「この取り組みは中学校では初めてと聞いている。皆さんの交通安全に対する願いが家族に届くことを願っている。また、車だけでなく皆さんが通学に利用する自転車にもルールがある。常に安全運転を心がけてほしい」と述べた。