第1級陸特無線技士に合格/松堂祐司君(宮工3年)
夢は「航空管制技術官」
宮古工業高校電気情報科3年の松堂祐司君(17)がこのほど、難関国家資格の第1級陸上特殊無線技士に見事合格した。全国平均合格率は3割で、県内からの合格者は松堂君だけ。「将来は父が働いている航空管制技術官の仕事をしたい」と意欲を燃やしている。
試験科目は「無線工学」と「法規」の2科目。松堂君は「国家試験に向けては毎日4時間ほど勉強した。自分が一番苦労したのは、学校の勉強がメーンなのでテストをおろそかにしないことだった。テスト前になると就寝時間を減らして国家試験の勉強時間に当てたりした」と振り返る。
同技士は、陸上移動通信や衛星通信、テレビ放送中継用の無線局などの無線設備操作、その操作監督などに必要な資格とされる。
伊志嶺秀行校長は「日頃のたゆまない努力がプラスの成果につながった。資格を取ることで将来の進路の自己実現を見せた。自分の夢に向かってまい進してください」と激励した。
同席した高橋朋正教諭は松堂君の頑張りをたたえた。
松堂君は「沖縄水産高校専攻科(2年制)に進学し、第1級陸上無線技術士の国家資格試験に挑戦したい」と意気込む。