磯釣りで大物ゲット
バリアフリー・フィッシング大会
自立生活センターまんた(新里聖寿・吉田晋介共同代表)は23日、市内の荷川取漁港で第3回宮古島市バリアフリー・フィッシング大会を開催した。釣り愛好者やボランティアなど約50人が磯釣りを通して交流を深めた。新里共同代表が、体長27㌢の大物チカメキントキ(平良方言名ピカミー)をゲットし、盛り上げた。
参加者らは、釣り開始に合わせて釣り糸を垂れた。強い引きがあると歓声を上げ、慎重に釣り上げていた。
新里代表は、約30分かけて大物チカメキントキを仕留めた。「初めて釣った魚。全体が赤色で、目が大きい魚だ」と興奮気味に語った。
宮古総合実業高校釣部の男子9人と生活福祉科の生徒4人(男子1人、女子3人)がボランティアで参加した。
釣部で2年の石嶺海樹君は、アオダイの仲間など6匹を釣った。「予想以上の釣果だったが、大物の魚を3回バラシ(釣り用語で、魚を釣り上げられずに取り逃がしたこと)た。来年はバラシがないように頑張り、優勝したい」と来年の大会を見据えた。
地元の子どもたちと県内外の障がいのある人が釣りを通して交流することにより、障がい者への理解と社会参加の機会を促進し、かつ障がいの有無に関わらずすべての来島者が満足でるよう、バリアフリーアイランド・宮古島の早期実現を目指すのが目的で開催された。