暑さ吹き飛ばす演技/宮古島夏まつり
20団体がパレード/伝統芸能、フラやサンバも
宮古島夏まつり2016の最終日は24日、20団体が参加してパレードが行われた。30度を超える真夏日の中、クイチャーや獅子舞の伝統芸能のほか、フラダンスやサンバなど国際色豊かな踊りが沿道を彩った。
パレードは、東小マーチングバンドを先頭に、平良下里の市公設市場前をスタート。下里通り→マクラム通り→西里通り→市公設市場前までのコースで行われた。
イベントの常連、琉球國祭り太鼓宮古支部は約60人が、息の合った演舞を披露。空手を取り入れた舞は観客を魅了した。
市防火委員会は、女性防火クラブ員と幼年防火クラブに加入している保育園(所)の保育士約50人が参加。火災発生時の連絡や消火器の使い方などを寸劇で披露し、火災予防の啓発を行った。
南国、宮古島の祭りにぴったりのフラダンスが披露されると、沿道は華やかな雰囲気に。踊り手たちはゆったりした踊りとあふれんばかりの笑顔で「アロハ」の精神をアピールした。
子供たちも元気な踊りや可愛らしいしぐさ、奇抜な衣装で観客の目を引き付けた。
パレードの最後を飾ったのはサンバが好きな市民らで構成する「アーラサンバスロン」。鮮やかな衣装を着た50人余りが、ドラムやパーカッションの強烈なビートに乗って、人目を引くパフォーマンスを繰り広げた。
この日の宮古島地方は最高気温32・9度の真夏日を観測。パレード開始は午後2時と、暑さのピーク時だったにもかかわらず、参加者たちは笑顔を絶やさずに元気な踊りで祭りを盛り上げていた。