伊良部、花城さん最優秀/地区文化活動大会
記事活用し8人体験発表/内容、表現力に会場から拍手
第55回宮古地区文化活動大会が27日、JAおきなわ宮古地区本部ホールで行われた。9人が登壇し、家の光協会が発行する雑誌「ちゃぐりん」と「家の光」の記事を活用した体験を発表し、その内容や表現力を競った。審査の結果、ちゃぐりんの部は上野小2年の伊良部鈴華さん、家の光部門はJA女性部平良支部の花城啓子さんがそれぞれ最優秀賞に輝いた。
この大会は、ちゃぐりんや家の光を読んで得た知識を使って実践した農業体験などを発表するもの。今年はちゃぐりんの部に児童6人、家の光の部には一般の3人が参加した。
ちゃぐりんの部で最優秀賞の伊良部さんは「もっと教えて『ちゃぐりん』」と題して発表。祖母と母親が飼っている牛に対して、興味がどんどん膨らむ中、もっと「ちゃぐりん」の中で牛を紹介することを求めたほか、牛を観察する楽しみについて表現力豊かに発表した。
優秀賞は下地小4年の川平桃夏さんが「『ちゃぐりん』から学んだこと」の題目で、学校で野菜を育てた体験などを発表した。
家の光部門最優秀賞の花城さんは「仲間と共に」の題目で、これまでの活動や取り組み、経験したことなどを紹介しながら「自分がやる気になれば必ず答えは見つかる。今、自分にできることからやる、できる人がやる、自分から一歩を踏み出して仲間をもっと増やそう」と呼び掛けた。
3人は宮古地区を代表して県大会に出場することが決まった。
受賞の感想について、ちゃぐりん部門の伊良部さんは「牛の世話が大好きなことを発表して最優秀になれたのでとてもうれしい。県大会ではもっと練習して発表内容をしっかり伝えたい」と意気込んだ。
また、優秀賞の川平さんも「ちょっと失敗した部分もあるけど、よくできたと思う。県大会でも頑張りたい」と述べた。
家の光部門の花城さんは「お世話になっている人たちに感謝の気持ちを持って県大会でも頑張りたい」と意欲を示した。結果は次の通り。
【ちゃぐりん】最優秀賞=伊良部鈴華(上野小2年)▽優秀賞=川平桃夏(下地小4年)▽優良賞=漢那リリア(佐良浜小4年)、仲宗根莉音(同3年)、亀山琉華(多良間小5年)、池間新(福嶺小5年)
【家の光】最優秀賞=花城啓子(JA女性部平良支部)▽優秀賞=池間澤子(同伊良部支部)、松川順子(同城辺支部)