宮高、初の準優勝/第90回全国高校ラグビー県予選
名護に大差で敗れる
【那覇支社】第90回全国高校ラグビー県予選・県高校総体秋季大会は4日、沖縄市の県総合運動公園ラグビー場で決勝を行い、初の決勝まで勝ち上がった宮高は、11年連続14度目の優勝を狙う強豪名護と対戦した。宮高は善戦したものの、名護の壁厚く、5-62で大量点を奪われて花園行きはならなかった。
午前10時、宮高のキックオフで始まった前半、開始3分で名護は宮高のパスミスをきっかけに中央でトライ。宮高は序盤から名護の力を見せ付けられた。
その後も宮高は名護の的確なパスとトライに泣かされて前半は無得点のまま0-38で折り返した。
名護のキックオフで始まった後半、宮高は開始14分まで得点できずに苦戦したが、相手陣ゴールライン10㍍前で右ラインアウトを得、これをドライビングモールを押し込み、フォワード友利肇志がトライに成功。初の5点を挙げた。だが名護の鉄壁は厚く、宮高は後半を5-24とし、5-62でノーサイド。
試合後、辺土名斉朝監督は「レベルの高い名護に対し、どれくらい挑めるかが試された試合。気持ちの部分も足りなかった。厳しい練習を積んで目的を明確にし、次は花園のステージに立ちたい」と話した。
宮城航大主将は「悔しくないと言ったらうそになる。だが決勝で戦うことができ感謝している。後輩たちには全国大会に行けるよう頑張ってほしい」と試合を振り返った。