防衛議員連盟発足へ/市議会
国防意識普及など活動展開
市議会議員で構成する「市議会防衛議員連盟」が近く発足する。県議会や石垣市議会ではすでに設置されており、国防意識の普及・啓発、自衛隊の充実・発展など、地域発展のみならず日本の平和と繁栄に貢献することを目的に活動を展開しているという。発足予定の「市議会議員連盟」でも、同様な活動を目指す予定で、9月上旬にも記者会見を開き、役員体制や規則などを発表する考え。
発足世話人は、与党市議を中心に▽佐久本洋介▽真栄城徳彦▽垣花健志▽嵩原弘▽平良敏夫▽下地勇徳▽粟国恒広-の7氏。超党派の市議で構成したいため、全議員に呼び掛けるが、野党議員らが加わるかは極めて不透明だ。
議員連盟発足の目的や、世話人が列記された文書によると「近年、日本の周辺国による弾道ミサイル発射や領海、領空侵犯等が重ねて行われていることは、日本の平和と繁栄に多大なる影響を与えかねない憂慮すべき事態」と指摘。「特に伊良部地区の漁業者は尖閣諸島海域で中国の公船や多数の漁船が航行し、同海域での安全確保ができなくなり、大きな問題となっている」としている。
その上で「宮古島市議会としても防衛議員連盟を発足し、県議会、石垣市議会の防衛議員連盟と連携協力し、圏域発展に寄与することは重要である」と明記、各議員に理解と賛同を呼び掛けている。