産業・経済
2016年8月17日(水)9:02
豊作期待し汗/農家
炎天下でキビ夏植え
宮古のサトウキビ農家は夏植えのシーズンを迎えた。今年は雨も適時に降っていることから植え付け作業が始まっている。旧盆中ではあるが植え付けを行う農家もおり、これから9月末まで作業が進められる。
今年のサトウキビ栽培は、関係機関による春植えや株出しの奨励もあって、夏植え面積は近年に比べて縮小気味ということだが、基幹作物だけに夏植えシーズンを迎えた各地の畑では、旧盆中にもかかわらず整地や苗づくりに精出す農家の姿が見られ、中には早々と植え付け作業を進める光景も見られた。
城辺新城の畑では16日、麦わら帽子を目深にした男性(43)が、炎天下で汗だくになりながらも黙々と畝に沿って苗を並べていた。今年の作業について男性は「少し早めで15日から始めた。3カ所の畑全部で80㌃ほどだが、あすには息子たちも手伝ってくれる予定なのでほどなく終えられると思う。土地改良事業が数年後に予定されているが、それが進めば水も安定して供給されるし、生産向上を期待している」と語りつつ、作業の手を進めていた。