一般会計 5億円の補正提案/市議会9月定例会
提出議案を市当局説明/市リサイクルセンター契約も
宮古島市議会(棚原芳樹議長)全員協議会が1日、市役所平良庁舎で開かれ、6日に開会する市議会9月定例会に提案される議案を市当局が説明した。今定例会では既決予算に5億462万円を増額させる一般会計補正予算案や2015年度一般会計と特別会計の決算認定、過去に2度提案されながら議決に至っていない「ふれあいの前浜海浜広場」の指定管理者を指定する議案などが提出される。
今回、市当局が提案するのは予算案10件、条例案5件、議決議案11件、決算認定議案11件、報告議案1件、諮問議案2件の計40議案。
一般会計補正予算案のうち主な歳出としては、島しょ型スマートコミュニティ実証事業に1億424万円、伊良部漁協海業支援施設新築工事追加工事費6231万2000円、消火救難、航空灯火などの宮古空港総合維持管理業務4047万1000円、多言語観光案内サイン整備事業992万2000円、沖縄子供貧困緊急対策費(子供サポート教室)436万5000円などがある。
条例議案では市火葬場の管理運営に指定管理者制度を導入するための条例制定案や学校統合に伴う伊良部島小学校と同中学校を新設する市立学校設置条例の一部を改正する条例など。議決議案では「ふれあいの前浜海浜広場施設」の指定管理者として「いちば」(市平良下里、與那覇翔太郎代表)を指定する議案や、市リサイクルセンター(仮称)工場棟の建設工事を川崎技研・共和産業・佐平建設特定建設工事共同企業体と24億2784万円で契約することの承認を求める議案などが提案される。
全員協議会では宮国高宣総務部長が提出議案とその提案理由を説明した。
市議会9月定例会は6日に開会。会期は28日までの23日間で、一般質問は20、21日、23日、26、27日の5日間を予定している。