踊りや演奏で防犯訴え/ウムヤス・ウムッシ芸能祭
心一つに20個人・団体出演
宮古島地区防犯協会主催の「ウムヤス・ウムッシ芸能祭~安全・安心かぎすま宮古 宮古人の心一つで 響かせ~」が3日、マティダ市民劇場で開かれた。防犯協会各支部会員や宮古島警察署の署員ら20の個人・団体が出演し、踊りや演奏などを披露するとともに出演者同士の交流を深めた。
同芸能祭は、防犯思想の普及高揚と防犯組織の拡充を図り、地域安全活動の充実に役立てることなどを目的に、年に1回、開催されている。
今年は久田流家元久田多嘉子舞踊研究所の踊り手による「とうがにあやぐ」で幕開け。主催者あいさつでは防犯協会の前川尚誼会長が「防犯協会は地域の防犯リーダーとして関係機関と連携を取りながら、地域の安全のために、我が地域は我々で守るを合い言葉に各種防犯活動を強力に推進している」とした上で「今回は多くのプログラムを用意しているので、最後まで楽しんで」と呼び掛けた。
激励あいさつで下地敏彦市長は「出演者は日ごろから防犯活動に取り組んでいる。今回は練習成果を発揮できるよう頑張ってほしい」、宮古島署の大城辰男署長は「今回の芸能祭を機に地域防犯活動が活性化することを期待している」とそれぞれ語った。
防犯協会砂川支部代表として出演した砂川中学校生徒27人は「肝高の阿麻和利」を演じ、勇壮な踊りと太鼓で観客を魅了。同島尻パーントゥ支部は三線、ギター、ベースによる生演奏を、同西原支部は西原みどり会が、同福嶺支部は西城中学校男子バスケ部が踊りを披露した。ほかの支部も踊りなどで会場を盛り上げた。
宮古島署員からなる「ポリス楽笑劇団員」は宮古方言でユーモアあふれる寸劇を演じ、会場を笑いの渦に包んだ。