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教育・文化
2016年9月10日(土)9:05

伝統芸能楽しく熱演/多良間村

八月踊り、字塩川で正日


大笑いをしながら威勢の良い踊りを披露する「よーんしー」=9日、字塩川

大笑いをしながら威勢の良い踊りを披露する「よーんしー」=9日、字塩川

 【多良間】多良間村の豊年祭で国指定重要無形民俗文化財の八月踊りは9日、字塩川のピトゥマタ御願所で正日が行われた。朝方の雨が心配されたが、開演の午前10時すぎには上がった。色鮮やかな衣裳を着飾った出演者たちが、綿々と受け継がれてきた伝統芸能を披露した。また、10人ほどの男性演者が大笑いをしながら、威勢良く踊る「よーんしー」は会場からも笑いを誘っていた。観光客らを含め、会場を埋め尽くした観客は、舞台で繰り広げられる演目を満喫していた。

 演目の中心は組踊り「忠臣公之組」(忠臣身替)。義理と人情を絡めた仇討ちの物語を出演者が舞台狭しと熱演した。

 組踊りの合間には狂言、「若衆踊り」「二才踊り」や「女踊り」などの端踊りが披露され、艶やかな衣裳に身を包んだ出演者たちの演技に、会場からは笑いや惜しみない拍手が湧いた。

 最後は出演者全員による総引きで、獅子舞や棒踊りが演じられた。

 祭り最終日のきょう10日は、字仲筋と塩川ともに「別れ」と称して、正日の演目を演じる。


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