親子で「シーシャ」作り/南小で十五夜控え
空き箱や空き缶利用し
旧暦8月15日に当たる15日の「十五夜」に向け、南小学校(前泊直子校長)で13日午後、2年生99人とその保護者を対象にした「シーシャ作り」が行われた。親子で絆を深めながらそれぞれ世界に一つだけのシーシャを完成させた。
子どもたちが十五夜に舞う獅子舞を「シーシャガウガウ」と呼んでいる。旧平良市では、昔から満月の下、子どもたちが家々を回り、シーシャガウガウで踊ったり歌ったりして厄を払い、福を招いた。伝統の行事を楽しんだ各家庭では、子どもたちに感謝の気持ちを伝える菓子を贈り、喜ばせた。
宮古青少年の家職員の奥濱実さんがボランティアでシーシャ作りを指導し、平良第一民生委員と宮古更生保護委員会が協力した。
参加らは、空き箱や空き缶、ペットボトルなどの材料を使って仕上げた。
シーシャを手に持った当間ゆきあつ君は「十五夜には、お友だち5人でシーシャガウガウをする。きょうからワクワクドキドキしている」と少し緊張した表情で語った。
生活科の一環で実施。単元名は「わたしたちの あきまつり」。身の回りにある廃品などを活用して、シーシャを作り、みんなで工夫して楽しむ目的で開かれた。