イベント 社会・全般
2010年11月6日(土)9:00
「介助犬で笑顔増えた」/ふれあいイベント
使用者が生活体験話す
ミュージックパトロールin宮古島のプレイベントとして「介助犬ふれあいイベント」(主催・県警、宮古島署、市教育委員会)が5日、マティダ市民劇場のロビーで行われた。
会場では介助犬・いろは(ラブラドール・レトリバー雌5歳)と使用者の佐藤美樹さん(34・横浜在住)が、日本介助犬協会(東京)のスタッフとともに介助犬の仕事を実演した。
8年前に交通事故で車いす生活を余儀なくされた佐藤さんは「3年前から、いろはと生活するようになり、両親にも自由な時間ができたことがうれしい。自分も自信を持って生活できるようになり、友人からも笑顔が増えたといわれる」と介助犬との生活体験を話した。
現在、肢体不自由者の動作介助をする介助犬は全国で約50匹。県内ではまだ普及していない。
介助犬は同協会で約2年間の訓練を受け、使用者とペアを組む。現在は年間4組のペアが誕生しているという。
同イベントは介助犬の国内での認知度が低いため、実際に触れ合うことにより周知し、認知度向上を図ることを目的に行われた。