補正予算など51議案を提案/県議会9月定例会が開会
【那覇支社】県議会(新里米吉議長)の9月定例会が16日午前、開会した。翁長雄志知事は、県子どもの貧困対策推進基金(30億円)を財源とする市町村交付金・県事業費の2億7000万円を含む総額69億8887万円の補正予算案をはじめ、病院事業局職員定数の条例改正案、2015年度下地島空港特別会計決算の認定案など計議案を提案した。
補正後の16年度一般会計予算総額は7611億9687万円となる
9月補正予算案では、沖縄振興特別推進交付金(ソフト一括交付金)活用事業に49億846万円、防災・安全対策の漁村地域整備交付金や水産生産基盤整備事業などの国庫補助事業に7億3840万円、地域医療介護総合確保基金事業など緊急を要する事業に13億4200万円を計上した。
ソフト交付金事業として、多良間製糖など離島地域の製糖施設を整備補助する含蜜糖振興対策事業に4億6000万円、食鳥処理施設(名護市)の整備事業に12億8118万円などを盛り込んだ。
県が管理する都市モノレール9駅のエレベーターやエスカレーターの昇降機修繕費に1億7000万円を計上し、県立病院の医療体制の強化や経営改善を図るため、病院事業局の職員2880人を84人増員し、2964人に定数改正する条例案も提出した。
9月定例会の会期は10月13日までの28日間。代表質問は27、28日の2日間で、一般質問は29日から週末を除く4日間。