「しまくとぅば」普及功労賞/市文化協会
市長、教育長に受賞報告
宮古島市文化協会(大城裕子会長)らが21日、市平良庁舎で下地敏彦市長と宮國博教育長に「しまくとぅば普及功労賞」受賞の報告をした。大城会長は「これまで多くの支援、協力への感謝の気持ちを伝えたく、報告に来ました」と述べた。下地市長は「ご苦労さま、おめでとう」と受賞を祝した。
同協会は17日におきなわコンベンションセンターで行われた「しまくとぅばの日に関する条例」制定10周年記念ベントで、長年にわたりしまくとぅばの普及活動に尽力したことが評価された。
下地市長は「方言を大切にしようと取り組み始めたのは、宮古島が早かったと思う。方言はその地域、地方の出身者が自分を自分として確認する、アイデンティティーにつながる」と述べた。
大城会長は「方言を学ぶことにより、言葉全般への興味関心が高まってほしい。美しい日本語を話し、国際人として外国語を身に付け、代々伝わる『しまふつ』が話せる、心豊かな社会人を育成する取り組みをしていきたい」と方言継承活動の主な意味、意義を述べた。
報告には同文化協会の佐渡山政子事務局長、松谷初美事務局次長と方言部会の砂川春美部会長が同席した。