ため池沿いに不法投棄ごみ/伊良部深底地区
市、警察「断じて許せない」
市農地整備課職員と宮古島署員らが21日、伊良部島の深底地区にあるため池のフェンス沿いに、不法投棄されたとみられる多くのごみを確認した。伊良部土地改良区の職員が15日に発見し、市農地整備課と宮古島署に通報した。同課の松原清光課長は「捨てた者を特定し、厳しく対処したい」と話した。
ごみは酒や炭酸水、ビールなどの空き瓶が多く、市道とため池のフェンス沿いの間に、約3・5㍍四方の広さで投棄されている。伊良部土地改良区の吉浜哲也事務局長らが先月24日に、同ため池に設置されている「立入禁止」の看板を確認した際にはごみはなかった。
台風16号の接近に備え、吉浜事務局長らが15日、対策のために来た際、この不法投棄を見つけ、通報した。
同課の松原課長は「観光地として市民みんなできれいにしているときに、一部の心ない人のこのような行為は断じて許せない。市の環境美化活動が損なわれてしまうので、絶対不法投棄はしないよう呼び掛けている」と述べ、同課はこのような行為に対し、厳しく対処していく方針を示した。
市は今後、この不法投棄ごみから投棄者を特定する作業を進める。