古波蔵さん ラジオ沖縄社長賞/婦人の主張中央大会
努力賞に伊良皆さん
【那覇支社】県婦人連合会(平良菊会長)などが主催する第49回婦人の主張中央大会が23日、浦添市てだこホールで開かれ、宮古地区代表の古波蔵孝子さん(下地学区)は「異国の友は地域の宝」と題して発表しラジオ沖縄社長賞を受賞、「できることから始める」との題して発表した伊良皆みさ代さん(東学区)には努力賞が贈られた。
古波蔵さんは「緊張したが賞を貰えて、いい経験になった。会員仲間や地域の方々に感謝したい。これからも宮古島の皆さんが安心して生活できる地域づくりを目指して頑張っていきたい」と喜びを語った。
市社会福祉協議会のコミュニティーソーシャルワーカーとして活動する中で、来間小中学校の運動会へのボランティア参加で体験した、人との触れ合いの大切さを発表。島に外国から嫁いできた女性たちが言葉を理解できず、自分の思いも十分に表現できないことは不自由ではないかと考え、日本語などの教室を開講したことや近隣住民との交流会、演芸会を実現させた取り組みなどを紹介した。活動を通して広がった異文化交流を振り返り、「宮古島に住む外国人や地域住民が、安心して生活できる社会づくりを各関係団体や地区婦人連合会と連携して取り組んでいきたい」と強調した。
同大会は女性の能力開発や地位向上、婦人会組織の活性化、調和の取れたふるさとづくりを目指し、1968年から毎年開催される。今大会には宮古、八重山など県内6地区の代表12人が出場した。宮古地区からは古波蔵さん、伊良皆さんのほか、福里ますさん(城辺学区)が「私を変えた社会教育」の題で原稿参加した。
開会の主催者あいさつで、平良会長は「高齢社会や環境福祉などの活動や地域行事に関わる中で、学び実践して感じたことを社会に訴えることで、自らの能力開発と住みよい社会の実現を目指したい」と述べた。