宮総実ベスト4成らず/県高校秋季野球
美来工科に3-4惜敗
【那覇支社】高校野球の第66回県秋季大会(主催・県高校野球連盟)は1日、沖縄セルラースタジアム那覇などで準々決勝が行われ、宮古総合実業は美来工科に3-4で惜しくも敗れ、初のベスト4進出はならなかった。
3点を追う宮総実は、九回、一死2塁から、6番友利由貴也が右前打を放ち1、3塁とチャンスを広げた。二死から8番与那覇拓、9番下地翔登の連続安打で2点を返し、1点差に詰め寄ったものの、一塁走者が二、三塁間で挟殺され、試合終了。
先発の下地は、11安打を打たれたが、要所締める投球で八回133球を投げ切った。
8月の県新人中央大会優勝の美来工科を最後まで苦しめた宮総実ナインに、球場からは惜しみない拍手が送られた。
宮総実・神里正太監督の話 惜しかった。ただ、最後は彼ら(選手たち)の粘りが出た。選手たちは8月の中央大会から顔つきも変わって自覚が出てきたと思う。投手の下地は、相手打線に対して芯を外す投球術で持ち味をみせた。多くの皆さんに応援してもらって感謝している。
下里杏太主将の話 九回は『みんなであきらめないで挑もう』と、ナイン一丸となった。自分たちの足りないところを強化して美来工科にリベンジしたい。スイング力や速い打球への守備力を格段に上げて、絶対に春は頂点に立ちたい。
▼沖縄セルラースタジアム那覇
宮古総実
000010002|3
02001100×|4
美来工科
(宮)下地-濱川
(美)山内-神山
▽二塁打=山川、平川(美)