330人が腕前競う/本社杯親睦ゴルフ
手登根さん2年ぶりV/秋晴れ、伸び伸びプレー
第19回宮古毎日親睦ゴルフ大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古ゴルフ連盟、特別協賛・日本トランスオーシャン航空)は2日、エメラルドコーストゴルフリンクス(下地与那覇)と、シギラベイカントリークラブ(上野新里)の両ゴルフ場で開かれた。秋晴れの絶好のゴルフ日和の中、島内外から約330人のゴルフ愛好者が参加して日ごろの練習成果を競った。177人が出場した一般の部は、手登根光彦さん(35)=伊良部=が2年ぶり2度目の優勝を果たした。
70人が参加したミッドグランドシニアの部は下北光一さん、60人で争ったシニアの部は根間正次さん、17人で競ったレディースの部は鈴木由香さんがそれぞれ優勝した。
心配された台風18号の影響は少なく、ゴルフ場には爽やかな海風が吹き渡った。
そんな中、参加者たちは気の合う仲間たちや職場の同僚らと共にプレーを満喫。会話も弾ませながら、伸び伸びとクラブを振りスコアを競い合った。
表彰式と懇親会は同日夜、JAおきなわ宮古地区本部2階大ホールで行われた。
主催者を代表してあいさつした平良覚社長は、「爽やかな秋晴れのコンディションで、ベストのプレーが出せたのでは。この大会が皆さんの健康増進につながればうれしい」と話した。また「この大会が続けられているのは協賛社のおかげ。この場を借りて感謝したい」と多くの商品を提供してくれた協賛各社に礼を述べた。
八重山毎日新聞社の黒島安隆社長、宮古島ゴルフ協会の野津武彦顧問が、ゴルフ愛好者の底辺拡大と技術向上、大会の継続などに期待を込めて乾杯の音頭を取った。
表彰式では、各部門の上位3位までに賞状とトロフィーが贈られたほか「ドラコン」「ニアピン」などの特別表彰も行われた。
一般の部で優勝した手登根さんは、サシバリンクス伊良部でのプレー仲間と参加。「優勝は狙っていなかったので、びっくりした。このような大会が末長く続くことで、地元ゴルファーの底上げが図られる」と話した。
引き続き行われた抽選会では、ノートパソコンや自転車、宮古-那覇、宮古-東京往復航空券などの豪華賞品が準備され、当たり番号が発表されるたびに大きな歓声で盛り上がった。
今回の目玉賞品は軽自動車(車検付き)で、最後に当選番号が読み上げられると会場はどよめき、当選者が壇上に上がると大きな拍手が湧いた。
同大会は本紙創刊(1955年9月19日)を記念し、1998年に「宮古毎日新聞杯先島親善ゴルフ大会」としてスタート。第6回大会から、親睦をメインに誰でも参加できる大会にしようと現在の名称に変更した。