政治・行政
2016年10月7日(金)9:06
宮古でも保育士試験/県方針
来年度から実施へ
【那覇支社】これまで沖縄本島だけで実施されてきた保育士試験について、県は来年度から宮古島市と石垣市でも行う方針であることが分かった。厚生労働省や、試験を実施する「全国保育士養成協議会」などと調整中という。金城弘昌子ども生活福祉部長が5日の県議会一般質問で明らかにした。石垣市区選出の次呂久成崇氏(社民・社大・結連合)の質問に答えた。
県の担当者によると、保育士試験は東京・大阪や北海道など、受験者数が多い大都市や広域自治体では複数カ所で実施しているものの、ほとんどの県では1カ所で試験が行われている。
一方、県内では「離島から保育士試験を受けるには沖縄本島への交通費や宿泊費が必要で、経済的な負担が大きい」として、宮古・八重山での試験実施を求める声が上がっていたという。県としても、負担軽減の必要があると判断した。 保育士試験は、今年度かは4月と10月の年2回行われており、県は両方とも宮古地区で受験できるようにしたいとしている。