今の体力どのぐらい?/体育の日イベント
市民80人が楽しく運動/持久力や瞬発力測定
「体育の日」の10日、市総合体育館で、市が主催するイベント「Do体力づくり~あなたの体力いくつですか?~」が行われた。約80人の市民が持久力や瞬発力を測る運動に挑戦。心地よい汗を流しながら自分の体力と向き合った。
市民の体力向上と健康の保持増進を狙いに、市教育委員会市民スポーツ課が主催した。小学生から高齢者まで、幅広い年齢層の市民が参加して体力を測った。
体力テストでは、身長と体重、血圧、握力を測定した後、複数の運動に挑んで自分の体力を確かめた。
横移動を繰り返す反復横跳びをはじめ、歩行能力を見る障害物歩行、持久力を試す20㍍シャトルラン、脚力を測る立ち幅跳び、柔軟性を見る長座体前屈、腹筋力を調べる上体起こしのほか、平衡感覚を確かめる開眼片足立ちも行った。
参加者は項目ごとにポイントを数値化し、自分の体力が年齢に即しているのかどうかを把握した。まずまずの結果に納得の表情を見せる人もいれば、日ごろの運動不足を表す結果に苦笑いを見せる市民もいた。
それぞれがイベントを通して自分の体力を見つめ直し、健康づくりに対する意識を高めていた。
前里美智子さん(63)は友人に誘われて体力テストに参加した。健康に関心が高く、体操教室にも通っているという。「走れる自信はなかったけど、目標をクリアすることができた」と満足そう。「そのほかの種目も思っていたよりできたので良かった。やはり一人よりみんなでやる方が楽しいですね」と笑顔だった。
この日は、ウオーキング教室も行われた。市健康増進課の仲宗根美佐子課長補佐は「教室は、運動しやすい環境づくりに向けた取り組みの一つです。楽しみながら正しいフォームを身に付けて、これからの健康づくりに役立ててほしい」と参加者に呼び掛けた。