一丸となって資質向上を/川満支部長が決意と抱負
県保育士会宮古支部 結成50周年式典行う
県保育士会宮古支部(川満直美支部長)結成50周年式典が10日、マティダ市民劇場で開かれた。会員である保育士や園児たちが参加し、歌や踊りで半世紀の節目の年を祝った。川満支部長は「保育士一丸となって、さらなる資質向上に努めたい」などと50周年を迎えての決意や抱負を語った。
市内の市立10保育所の保育士117人が会員の宮古支部は、1966年に現在の県保育士会が県保母の会として発足すると同時に宮古保母の会として結成。研修などを実施し保育士の保育技術や資質の向上などに努めてきた。
式典の第1部では川満支部長があいさつに立ち、支部の歴史を振り返りながら「支部長という責務の重さを実感しながら、この日が迎えられたことをうれしく思う」と喜びを示した上で、「これからも保護者に寄り添い、先輩が築き上げてきた宮古支部の歴史を大切に、常に新しい風を吹き込む魅力ある会にしていけるよう、保育士一丸となり、さらなる資質向上に努めていきたい」と語った。
支部での研修会などで長年、宮古島の保育士の指導に当たってきた沖縄女子短期大学の鎌田佐多子学長は来賓として参加。「先輩たちが築いてきた熱心さと、それを受け継いだ後輩たち、そして行政と現場が一体になって信頼関係を築いてここまできて、宮古島市の今の、一人一人の家庭に目を向けた福祉行政があり、現場の保育士たちが丁寧な保育を展開できているのだと感じている」との考えを示した。同じく来賓として参加した市福祉部の豊見山京子部長は「半世紀にわたり市の児童福祉の向上に多大なる貢献をされてきたことに感謝している」と同支部へ謝意を示した。
オープニングセレモニーでは市立保育所4・5歳児全園児で「宮古島市歌」を、保育士全員で保育士の歌「私たちがいるんです」を合唱。第2部のアトラクションでは各園の園児たちが踊りや手話ダンスなどを披露して支部の節目を祝う式典を盛り上げた。
会場には保育士OBや園児の保護者らが来場した。