文化祭のテーマとポスターの部で入賞した（前列左から）井上海さん、福田彩織さん、平良尚也君、国仲愛理さん、奥濱流華さん＝１４日、北中学校

　第２２回宮古地区中学校総合文化祭テーマ・ポスターの部の審査会がこのほど行われ、テーマは池間中３年の平良尚也君、ポスターは上野中３年の福田彩織（いおり）さんが最優秀賞に輝いた。１４日午後、主催する宮古地区中学校文化連盟が平良君、福田さんを含む入賞者５人を表彰した。

　テーマの部には各地から２１点の応募があり、平良君が最高評価を得た。平良君は前年度最優秀賞の平良秀登（しゅうと）君の弟。兄弟で２年連続最高賞を獲得する快挙を達成した。

　平良君のテーマは、「時間（とき）満ちる　文化の華が　開花する」。前年度の文化祭の光景と参加したときの心境を書き留めた。

　平良君は「前回の文化祭の気持ちを思い出して書きました。難しくてとても悩んだけど、最終的に良い作品に仕上がったのでとてもうれしい」と喜んだ。

　優秀賞は狩俣中３年の国仲愛理さんと平良中２年の奥濱流華さんが受賞した。

　ポスターの部最優秀賞の福田さんは「みんなが集まる文化祭」を表現。発表の場を通して文化が広がっていく様子を絵に込めた。

　福田さんは「文化祭に参加するみんなが頑張っている様子を描きたかった。笑顔が広がっていくポスターにしたかった」と話した。

　優秀賞は久松中２年の井上海さんだった。

　表彰した地区中学校文化連盟の宮国敏弘会長は「皆さんの素晴らしい作品のおかげで文化祭の構えが出来上がった。いよいよ出発できることを私たちも大変喜んでいる。文化を広げていこう」と呼び掛けるとともに入賞者をたたえた。

　地区中学校総合文化祭は２８日に舞台発表、２９、３０両日に展示発表が行われる。