イノシシ駆除 初日は雄5頭を駆除/市と猟友会
1頭は100㌔超
サトウキビなどを食害するイノシシの駆除が27日から城辺の長北、福北両地区で始まった。宮古島市、県猟友会石垣、竹富両地区のメンバーら総勢約40人が林野帯で実施し、初日はイノシシとみられる雄の5頭を駆除した。このうち1頭は100㌔を超えていた。駆除は28日まで。市では引き続き城辺長北、福北の海岸線には近付かないよう注意を呼び掛けている。
駆除活動は午前7時に開始した。イノシシの行動範囲を分析し、事前に市が仕掛けた網が奏功。狩猟犬で追い込み、散弾銃を使って5頭を仕留めた。
最も大きいものは体長140㌢で重さは100㌔を超えた。ほか60㌔1頭、30㌔1頭、20㌔2頭。この5頭がイノシシなのか、イノブタなのかは今後のDNA鑑定で確定させる。
駆除は28日にも行う。駆除対象区間は浦底漁港から平良向け約2㌔ほどの畑や林野の一帯で、一周道路より海岸側で実施する。
市は、引き続き対象区間の海岸側の農道や畑、林野に近付かないよう注意を呼び掛けている。市農政課の福里匡課長は「農作物に大きな被害を与えているイノシシの駆除につき農家や市民の皆さんの理解をいただきたい。駆除が終わるまで海岸側には近付かないようお願いしたい」と述べた。
28日の駆除も午前7時から日没まで行う。