力作1380点ずらり/地区中学校総合文化祭
感性光る展示の部開幕
第22回宮古地区中学校総合文化祭が29日、市中央公民館で開幕した。初日から多くの市民が訪れ、創造性に富む1380点の作品を鑑賞した。展示の部は30日まで。主催者では多数の来場を呼び掛けている。
総合文化祭は、宮古地区中学校文化連盟が主催。28日にマティダ市民劇場で舞台発表、29、30両日は展示発表の部を行った。
会場には手づくり新聞や書道作品、絵画、木工芸品がずらり。詩や短歌、俳句なども展示されている。
新聞では「大変!宮古島の海」「地球を救え」「海を大切に」「考えよう!不法投棄」など、地域の自然環境の保護を訴える見出しが多く見られ、地域社会の現状を真っ直ぐにとらえて警鐘を鳴らす生徒の主張に触れることができる。
詩や俳句も秀逸作品がそろった。日常や学校での体験を巧みに切り取り、中学生ならではの感性で文字にしたためている。
色づかい豊かな多くの絵画作品にも目が留まる。自由な発想にあふれた絵画が関心を集めている。
地区中学校文化連盟の宮国敏弘会長は「中学生の日常の学びの成果や、あふれほとばしるみずみずしい豊かな感性、創造性に触れてほしい。クオリティーの高い1380点の作品が来場を待っている」と話した。
30日の開場時間は午前9時から午後4時。会場一角では28日に行われた舞台発表の映像ダイジェスト版を鑑賞することができる。