スポーツ振興に決意/下地体協が設立50周年
盛大に式典、祝賀会開く
下地学区体育協会の設立50周年を記念する式典と祝賀会が29日、下地農村環境改善センターで開かれ、多くの関係者が参加して節目の50年を祝い、さらなる飛躍を誓い合った。平良哲則会長は「下地学区のスポーツ振興のため、一層の努力を重ねる」と決意した。式典では歴代役員らを表彰して功労をたたえた。
下地体協は、1966年4月に設立された。初代会長は上地真幸氏。以来、部落対抗の野球やソフトボール、バレーボール、陸上競技、マラソン大会、卓球大会などを主催し、下地のスポーツ振興に資するだけでなく、島内外で活躍する選手を多数輩出してきた。
式典で平良会長は「歴代会長、副会長をはじめ役員並びに会員の皆さんの尽力に改めて敬意と感謝の意を表したい」と述べた。その上で「体協を取り巻く環境は設立当時と大きく様変わりしているが、今後も時代のニーズに沿うように、下地学区のスポーツ振興のために一層の努力を重ねていきたい」と強調した。
下地敏彦市長も祝福に駆け付け、「下地学区体協の長年の努力でスポーツ振興が図られ、市全体の原動力にもなった。今後も、下地地域並びに市のさらなるスポーツ振興と競技力向上を期待している」と話した。
宮古島市体育協会の長濱博文会長も祝福。「これからも地域に根差し、地域とともに発展していく体協であってほしい」と述べた。
経過報告の後、功労者として川満省三さん、下地明春さん、幸地昇良さん、川満克佳さん、上地廣敏さんを表彰。幸地誠さんには感謝状を贈った。
受賞者を代表して下地さんが「体協設立50年の間の下地小学校、下地中学校の子どもたちの体力の向上は素晴らしい。一般の競技力を含めて優秀な選手も数多く育った。体協の歴代役員並びにスタッフの熱意のたまもの」と述べ、設立当時から今日に至るまでの歴代役員に感謝を込めた。
式典後は、祝賀会を開いた。下地地区婦人会の踊りや川満の棒踊り、与那覇のヨンシー、フラダンスなどが披露された。参加者は各余興を楽しみながら50年を祝い、一層の体協発展に向けて決意を新たにした。