狩俣君(宮総実)が優秀賞
農業クラブ全国大会で快挙
第67回日本学校農業クラブ全国大会の農業鑑定競技会に出場した狩俣知広君(宮古総合実業高2年)が全体の2位に当たる優秀賞を受賞した。狩俣君は28日、宮古空港での「出迎え式」で「先生や親のサポートのおかげ」と喜びを報告した。
同大会は26、27日に大阪で開催された。狩俣君は農業鑑定競技会「畜産部門」に出場し、牛の飼料や牧草の種類、体重増加に要する飼料の要求率など計40問の出題に挑み、優秀な成績を収めた。
大勢の学校関係者の出迎えを受けた狩俣君は「昨年は準備不足で悔しい思いをした。今年は、昨年の反省を踏まえて準備を整えた」と話した。
本村博之校長は「本人の努力はもちろんだが、指導した先生たちもしっかりとサポートしてくれた。今回は通過点で、来年はトップを目指して頑張ってほしい。宮総実の歴史に新たな1ページを加えた。今後、さらなる成果を期待する」とたたえた。
同校からは善福友陽君と福里真理さん(ともに2年)も出場したが、賞には届かなかった。引率した教諭によると「会場では模範となる行動だった。きっと来年につながる」と報告した。
同大会は「農業高校の甲子園」とも呼ばれ、毎年秋に開催される。農業に関する研究発表や各種の競技会、意見交換などに日ごろの学習成果を競う。