百条委設置を審議へ/あす市議会臨時会
宮古島市議会の議会運営委員会(富永元順委員長)が2日、市役所平良庁舎で開かれ、市議の國仲昌二氏提出の「観光プロモーション事業に関する調査特別委員会(百条委員会)の設置について」の議案を審議する市議会臨時会をあす4日に開会することを決めた。引き続き議会全員協議会が開催され國仲氏が議案の提案理由を説明した。
國仲氏提出の同議案は、新里聡氏、前里光恵氏、池間豊氏、下地智氏、山里雅彦氏、西里芳明氏、仲間則人氏、濱元雅浩氏、真栄城徳彦氏、新城元吉氏、仲間賴信氏、上里樹氏の計12人が賛成者議員として名を連ねていて、國仲氏を加えた13人が市議会臨時会で賛成すれば、現在の議員数25人の過半数を占めることから可決され、百条委員会が設置されることになる。
議会全員協議会では國仲氏が提案理由として、「事業当初の見積もり依頼から入札辞退、契約内容、実績報告、事業費の支払い方法などに多くの疑義が噴出しているにもかかわらず、市長は『確認する必要はない』とコメントし、さらに質問に対する市長、副市長、当時の担当職員等の回答が極めてあいまいで、市民の間に不信感が広がっている」との考えを示した。
百条委員会の委員数は10人、調査期限は調査が終了するまでとし、参考人招致費などの調査経費は試算の結果、今年度分は105万円以内とすることなどを説明した國仲氏は、委員選任方法として市議会各会派と無会派の議員数に応じて割り振ることを提案。審議の結果、承認された。