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教育・文化
2016年11月7日(月)9:06

宮高吹奏楽部が全国へ/県高校総合文化祭

「素晴らしい演奏」と推薦/部員「周囲の期待に応える」


県高校総合文化祭で息の合った演奏を披露し全国大会へ推薦されることが決まった宮高吹奏楽部のメンバー=6日、宮古空港

県高校総合文化祭で息の合った演奏を披露し全国大会へ推薦されることが決まった宮高吹奏楽部のメンバー=6日、宮古空港

 第40回県高校総合文化祭が5日、沖縄市民会館で行われ、吹奏楽で宮古高校が全国大会への切符を手にした。同校2度目の快挙で、昨年の九州派遣からステップアップ。生徒たちは「周囲の期待に応えられるよう、日々練習に取り組んでいく」と意気込みを示した。全国大会は来年8月、宮城県で行われる。県高校文化連盟吹奏楽専門部が「素晴らしい演奏」と認め推薦を決定した。

 部員は6日午後、宮古空港に到着し、学校関係者や保護者らから盛大な歓迎を受けた。

 「解団式」で川満夢侑部長は、「本番では堂々とした演奏ができた。顧問の先生や地域、保護者の協力と支援のおかげ」と感謝した。

 顧問で指揮をした西田都さんは「3年生が抜けた穴が辛かったが、2年生が結束してくれた」と先輩の指導と後輩の頑張りをたたえた。

 昨年は全国派遣を狙ったが、九州派遣に留まったことにも触れ「今回は全国に行ける。沖縄、宮古サウンドを響かせたい」と抱負を語った。

 今回の文化祭吹奏楽には県内から13校が出場。宮高は1、2年生の部員37人が参加し、今年の夏から練習してきたというヴァーツラフ・ネリベル作曲の吹奏楽曲「交響的断章」を演奏した。

 西田顧問によると「審査員からは『短い期間で良く仕上げた』『緊張感ある演奏』とのお褒めの言葉をいただいた」という。

 全国大会に向けては、金管と木管のバランスの取り方を課題に上げたほか「基本的なことだが音合わせや音づくり、ハーモニーづくりに取り組んでいきたい」と話した。

 空港には部員の保護者が大勢駆け付け。保護者会の池城健会長は、「子供たちを全力で支えていこう」と呼び掛けた。


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