万引きが大幅増/宮古島署管内
50代以上が65%占める
宮古島署管内の万引きが大幅に増加している。同署によると11月7日現在で万引きは37件発生し、前年同期の25件に比べ12件(48%)増加している。さらに、年代別で50代以上が全体の約65%以上を占め、高齢者の万引きが多いという特徴も示された。
年代別で、最も多いのが50代で14人、次いで70代の7人、10代の6人、40代の5人、60代の3人となり、20代と80代はそれぞれ1人となっている。
性別では、男性が全体の約65%を占めている。発生場所は、全体の約50%がスーパーで発生し、コンビニエンスストアでの発生は約35%となっている。
発生時間帯は、午後3時~午後6時に最も多く発生し、次いで午前9時~正午までとなっている。
万引きで逮捕された高齢者のほとんどが無職で、盗んだ品目は総菜など食料品が多く、次いで泡盛など酒類も多く盗まれている。
万引きした理由については「軽い気持ちでやった」が多く、万引きに対する罪の意識が低いことを同署では指摘している。
万引きの件数が増加していることについて同署は「これまでは少額の場合は注意して帰していた店側が通報するようになってきていることも要因。しかし、50代以上がこれだけ多い要因は分からない」と説明した。
同署では、店側にも不審者への声掛けや防犯カメラの設置など万引きを未然に防ぐ店舗づくりを呼び掛けている。