サンディエゴから空手合宿/多良間村
戸崎選手、東京五輪向け特訓
【多良間】谷派秀法空手道修交会日本虎風館多良間道場で、戸崎学司選手が2020年の東京五輪に向け、米国カリフォルニア州サンディエゴから来島し、合宿を行っている。戸崎選手は昨年、ラスベガスで開かれた、USオープン国際大会で準優勝の成績を修めた。空手の修行しながら大学では博士課程に挑戦している。
多良間島では、五輪出場経験がある佐久本宏美さんの空手道場で厳しい稽古、特訓を受けている。普段はとても柔和な笑顔の佐久本さんも、空手になると厳しい表情に変わり、指導を行っていた。
多良間道場では子供の部の稽古もあり、戸崎さんの稽古風景を、子供たちは真剣な眼差しで見学していた。
戸崎さんは「佐久本先生みたいな選手になりたい。技が体と一体化していて、とてもキレがいい。見ている人に感動してもらえる選手になりたい。五輪では金が目標」と意気込みを語る。
指導している佐久本さんは「今回で多良間島に合宿に来るのは3回目。とても重大な責任を感じている。彼が求める以上のことや、技を身につけられればいい。技や空手の深さ、全てを学び、成長して頑張ってほしい」と話した。
戸崎さんは1991年8月15日に米国オハイオ州で生まれ、サンディエゴ育ち。9歳から空手を始めた。17歳からアメリカ代表選手として活躍。2014年USオープン国際大会で準優勝した。