公園の管理徹底を要請/宮古島署
暴力団排除で協定締結求める
宮古島署の島袋令署長らは9日、宮古島市の下地敏彦市長に対し、防犯上の理由から公園など公共施設の管理徹底を依頼するとともに、暴力団排除についての協定を宮古島署と市で締結するよう要請した。
市役所平良庁舎に下地市長を訪ねた島袋署長は、公園でたむろしていた少年を補導する実例があることや、沖縄本島で発生した飲酒少年による女子中学生集団暴行事件などを挙げ、事件、事故の発生が懸念される公園など市が管理している公共施設の管理、点検の徹底を依頼。市職員だけでの対応に不安がある場合、協力要請があれば宮古島署がバックアップすることや、見回りを強化させる考えを伝えた。
これに対し下地市長は、公園の管理は各地域で自主的に行わせたい考えを述べた上で、来年度から各地域の地域審議会に地域振興のための予算を計上し、その中で公園の清掃、管理なども取り組ませる方針を示した。
暴力団排除について宮古島市では条例が制定されているが、島袋署長は「相互に情報を共有するための協定を結びたい」と提案。下地市長は「ぜひ、やりましょう」と快諾した。