アルコールの正しい知識学ぶ/宮古島署
ASKインストラクター講座
「ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)飲酒運転防止インストラクター養成講座」スクーリングが2日、宮古島署で行われた。これまで通信講座を受けている約20人の受講生が、特定非営利活動法人ASK(アスク)の飲酒運転対策特別委員会の山村陽一委員長を講師に迎え、アルコールに関する正しい知識や飲酒の問題解決について学んだ。同スクーリングの宮古島開催は初めて。
山村さんは「飲酒に関する問題はこれまで、全て自己責任としてきたが、それでは限界があるとの認識から『アルコール健康障害対策基本法』が2015年6月に施行され、国や地方自治体が対策を講じるようになった」と同基本法の位置付けを説明した。
また「なぜ飲酒運転が起きるのかを考えたとき、飲酒運転をなくすためには『飲み過ぎ防止』がポイントとなる」と指摘し「一晩眠ればアルコールは抜けるなどアルコールに関する生半可な知識を持っている人が多い。正しい知識に基づいて節酒を実践することを教えていく必要がある」と述べた。
受講者は▽アルコールの「1単位」と体質▽「酔いの正体」と運転絵の影響▽「寝酒の落とし穴」と節酒のコツ」▽「アルコール依存症」の予防と早期発見-などを、グループワークを含め、アルコールに関する正しい知識を学んだ。