市内7園 保育補助者を採用へ/市議会
補正予算で7200万円計上
不足する保育士の業務負担を減らそうと、保育資格を持たない人でも保育所で働ける事業が始まる。市が開会中の宮古島市議会12月定例会に関連予算7218万円を計上しており、可決されれば市内の7保育所で保育補助者の採用が可能になる。ICT化推進費としても1700万円の予算化を見込んでいる。
市福祉部によると、今年4月1日現在の待機児童は61人。この人数から導く不足要員は11人だという。
全国的な保育士不足の現状を受けて、国が事業費の4分の3を支出するという高率補助事業メニューを立案。保育士の業務負担軽減並びに離職防止につながることが期待される。
この事業に対して市内7園が保育補助者の採用を希望している。必要経費は7218万円。市が今定例会に提出した補正予算案の中に組み込まれている。
保育管理システムを充実させるICT化費用としても1700万円を計上。1カ所100万円、17施設が希望している。
そのほか、事故防止のためのビデオカメラ購入費も予算化する。保育所等における事故防止や事故後の検証体制の強化を図る。初期導入費用は10万円、14カ所の施設が求めている。