空間利用計画案など確認/平良港長期構想検討委
平良港長期構想検討委員会の第2回委員会と幹事会の合同会議が6日、平良港ターミナルビル大研修室で開かれた。港湾関係者や行政関係者、地元経済団体の代表者や学識経験者が委員として参加し、第1回委員会で出た意見を確認するとともに、空間利用計画案についても了解を得た。次回は来年4月か5月に第3回委員会を開催し、長期構想案と港湾計画案をまとめるとしている。
今回の委員会では、国際情勢の動向や将来のクルーズ需要を整理するほか、下地島空港の利活用を見据えて「フライ&クルーズ」の可能性も検討することなどが確認された。
長期構想案と港湾計画案をまとまれば、10年分の整備計画についての図面が作成され、それを市地方港湾港湾審議会に諮り地元の同意を経てた上で、交通政策審議会港湾分科会で審議するとしている。
平良港の長期構想と港湾計画はおおむね10年ごとに改訂を行っていて、現在の構想と計画はいずれも8年前の2008年に改訂されていることから今回、次期改訂に向けて平良港長期構想検討委員会と幹事会を設置。今改訂では長期構想は「平成50年代前半」、港湾計画は「平成40年代前半」を目標年次としている。