教育・文化
2010年11月10日(水)9:00
「農業に自信と誇りを」/宮総実高
長崎教授(農業大学校)が講演
宮古総合実業高校で9日、農業に関する講演会があった。県立農業大学校教授の長崎祐二さんが講演し、「農業に自信と誇りを持ち続けてほしい」と生徒たちに訴えた。
県獣医師会宮古支部が主催。宮古地域の農業後継者を育てることを狙いに実施した。
長崎さんは「農業は国の力」と強調。「先進国のアメリカ、フランス、ドイツなどは自分たちの力で食べていく力を持っている。しかし私たちが住む日本にはできない。私たちの食料の半分は外国から輸入している」などと話し、食料自給率の観点から日本農業の未来を懸念した。
その上で「皆さんは農業に自信と誇りを持ち続けて、国を支えていくんだという気持ちで頑張ってほしい」と呼び掛けた。
同時に農業大学校における学習および実習内容を紹介。品目ごとの農家所得も示しながら、多様な農業経営に関心を持って取り組むよう促した。