下地君(下地中3年)最優秀賞
中学生人権作文コン県大会
【那覇支社】第36回全国中学生人権作文コンテスト県大会(主催・那覇地方法務局など)の表彰式が10日、那覇第一地方合同庁舎で行われ、最優秀賞の沖縄人権擁護委員連合会長賞に選ばれた下地中3年の下地樹希(たつき)君ら入賞者4人に賞状と記念品が贈られた。
下地君は「このような素晴らしい賞がもらえるとは思わなかったので、とてもうれしい。みんなが人権を考えることで、社会は良くなるとの思いで書いた。人と違うことを差別しない人間でありたい」と話した。
同コンクールは、次代を担う中学生が日常の家庭生活や学校生活で得た体験に基づく作文を書くことにより、人権尊重の大切さや基本的人権への理解を深め、豊かな人権感覚を身に付けることを目的に、1981年度から実施している。今回は県内118校から5531編の応募があり、最優秀賞に4編、優秀賞に15編、奨励賞に12編が選ばれた。
表彰式で、増永俊朗那覇地方法務局長(代読・塩屋朝治次長)は「作品を読み、日常の社会生活や学校生活の中で、人権について家族や友人、地域社会を通して真剣に考えていることを実感した。今回の受賞は人権問題に対する感性や強い思いが評価された」と述べ、受賞者をたたえた。
宮古島市からの入賞者・作品名は次の通り。
【最優秀賞】下地樹希(下地中3年)「人権を考える事は社会を考える事」 【優秀賞】上地明日美(下地中3年)「相手の気持ちに寄り添う」▽濱川詩織(久松中3年)「言葉の世界」 【奨励賞】伊佐心暁(北中3年)「『平等』の意味」▽楚南ななみ(平良中3年)「いじめから考える人権」