保育士不足解消へ/合同就職説明会
島内外から17人参加/「保育園へ行ってみようツアー」
宮古島市法人保育園連盟主催の「宮古島の保育園へ行ってみよう!ツアー」が14、15の2日間、行われた。最終日の15日は午後から市中央公民館研修室で合同就職説明会が開かれ、保育士を志望する参加者17人が宮古島の出展保育園の職員から園の特徴や保育方針、労働条件などについて説明を聞いた。
合同説明会には県外2人を含む島外から13人、島内から高校生2人を含む4人が参加。保育園は認可保育園10園、次年度認可化移行予定園3園、幼保連携型認定こども園1園の計14園が出展した。
参加者たちは14日と当日午前に見学した市内の保育園のうち、気に入った園やもっと詳しい説明を聞きたいと思った園のブースを訪れ、園の特徴や施設概要、保育方針をはじめ基本給や各種手当て、勤務時間、休日などの労働条件などについて説明を聞いた。
与那原町から参加した女子学生(20)は「宮古島の保育園は本島と違って自然いっぱいの中で保育しているところが離島の良さだと思った。今は学生で、県の保育士修学資金を借りて資格を取得する予定で、この資金は離島で3年勤務すると返済が免除になるので宮古島での就職も検討している」と語った。
出展した保育園の職員は「ハローワークに求人を出しているが年に1、2人来るかどうかの状態。関心がある人が集まったところで説明できると園のことを知ってもらうきっかけになる。今回は園を見学してもらってからの説明になるのでより深く説明でき、より深く知ってもらうことができると思う」と話した。