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教育・文化
2016年12月16日(金)9:02

人頭税石で税学ぶ

佐良浜小で租税教室/宮古法人会青年部


富山さん(左)は「人頭税石」の実物大の写真を使って昔の税について語った=15日、平一小学校

富山さん(左)は「人頭税石」の実物大の写真を使って昔の税について語った=15日、平一小学校

 租税活動の一環として、沖縄宮古法人会青年部会(下地隆之部会長)は15日、佐良浜小学校(前泊清校長)で租税教室を開いた。同部会理事の富山忠彦さんが税金の役割や仕組みなどを分かりやすく楽しく説明し、6年生11人は税の大切さを学んだ。

 初の試みとして琉球王府時代の「人頭税」を解説。宮古本島の荷川取集落にある人頭税石(高さ143㌢ほどの石柱)を実物大の写真で紹介し、昔の身近な税制について考えるきっかけとした。

 生徒たちは、税金に関するクイズで歓声を上げたり、DVDアニメ「マリンとヤマトの不思議な日曜日」の鑑賞で税金の大切さを学習した。また、小学校の建設や消防車の出動、学校教育に必要な年間教育費などに税金が使われていることなどを学んだ

 富山さんは「税金とは、国や県、市町村などが政治(いろいろな公共サービス)を行うために、必要な費用を国民みんなに負担してもらうお金である。税金で学校の授業料や教科書は無料になっている」と語った。

 生徒たちは重さが10㌔もある1億円レプリカを持ち上げ、目を丸くして歓声を上げていた。


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