政治・行政
2016年12月17日(土)9:05
巡視船「しもじ」入港/宮古島海上保安部
増強配属の1番船が到着/尖閣領海取り締まり強化
宮古島海上保安部(久留利彦部長)に配属された、巡視船「しもじ」(総トン数200㌧、大山洋船長)の入港式が16日、平良港第4埠頭(ふとう)で行われた。海上保安協会宮古支部の関係者らが出席し、増強された巡視船艇1番船を迎えた。
入港式で久留署長は「外国選による尖閣領海への侵入や不法上陸をしようとする者による強力な抵抗に備える必要があるなど、先島を巡る状況は一層厳しさを増している。幹部職員はもとより、巡視船「しもじ」の乗組員は、この排他的経済水域や領海を守ることは、国としての最重要課題に、最前線で従事しているという誇りを持ち、その使命を全うしてくれると期待する」と訓示した。
巡視船「しもじ」は、尖閣領海を始め、担任する地域の領海で操業する外国漁船の取り締まりに主に対応する。同船は11月30日に就役し、その後諸訓練などを経て14日に平良港に入港した。
規制能力強化型の巡視船で、船体が強固になり、接舷用防舷物や遠隔監視採証装置などが備えられている。