安全作業で明るい新年を/年末港湾合同パトロール
労働災害防止呼び掛け
港湾労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部(砂川恵映支部長)と宮古労働基準監督署(嘉数剛署長)は16日、平良港で年末港湾荷役合同パトロールを実施した。参加者らはこの日の早朝に入港した「なんせい丸」の荷役作業の安全を点検した。
この取り組みの重点目標は▽フォークリフトやクレーンなど荷役機械による災害やコンテナ荷役での災害防止▽「はさまれ、巻き込まれ」・「墜落・転落」・「飛来・落下」による三大災害の防止を図る-。
砂川支部長は「これから年末にかけては、取り扱い貨物量も多くなることから、本日のパトロールでは、私たちの作業にどのような危険要因が潜んでいるのかを徹底的に洗い出し『災害ゼロから危険ゼロ』を目指してほしい」と強調した。
嘉数署長も「忙しくなる年末年始の災害防止については普段にもまして対策が必要。きょうのパトロールにおいて、それぞれの立場から安全点検を行い、少しでも多くの災害の芽を摘むことできることを期待している」とあいさつした。
この後、参加者らは指さし呼称でスローガン「無事故で締めよう行く年を、無事故を誓おう来る年に」を唱和し、接岸中の「なんせい丸」の荷役作業などをチェックした。