文武両道へさらにまい進/北中学校
創立40周年で式典、祝賀会
北中学校創立40周年記念式典と祝賀会(主催・同記念事業期成会)が18日、同校で行われた。卒業生や在校生、教職員、歴代校長ら関係者多数が出席し、新たな歴史へ決意を示すとともに、文武両道にまい進する校風を継承していくことを誓い合った。
同校は1976年に平良中から分離し、新設中としてスタートした。教訓の「自主、友愛、練磨の精神」の下、これまでに6984人の卒業生を送り出している。
式典で同期成会の下地信輔会長は、生徒たちの学業と部活の文武両道の活躍をたたえた上で、指導、育成してきた教師、温かく見守ってくれた保護者らに感謝の意を表した。
生徒会の糸数クララ会長は「40年間、喜びや悲しみなど数々の歴史が刻まれてきた」と述べ、「これからも北中の歴史と文化を受け継ぎ、新たな歴史をつくっていく」と決意を述べた。
宮國博教育長は「文化やスポーツ面での目覚ましい活躍は、宮古の中学生に夢と希望を与えている」と称賛。校歌の一節「進む我らの行く手にはいつも新たな夢がある」を読み上げ、さらなる発展を呼び掛けた。
宮古教育事務所の下地政昭所長は、文化やスポーツで県や九州などの各大会で上位入賞したことを挙げ、「学校と保護者、生徒たちが『チーム北中』として取り組んだ結果」とたたえた。
宮国敏弘校長は、中国の思想家、孔子の「論語」や沖縄民謡の「てぃんさぐの花」の歌詞に込められた意味を紹介した上で「学校創立40年の不惑の年に、教育の不易と流行を見極め、保護者、地域、学校が一体となって教育にまい進することを誓う」と語った。
最後は、同窓会の池間康会長の音頭で、出席者全員が「万歳三唱」をし式典を締めくくった。
引き続き同会場で祝賀会が行われ、踊りや演奏、乾杯の音頭で大いに盛り上がった。
会場には、生徒たちの活躍を示す数々の優勝旗を設置。県吹奏楽コンクールで金賞常連校の同校吹奏楽の演奏が荘厳な雰囲気を演出した。