一流の技に感嘆の声/サッカードリームマッチ
小中学生対象にスクール/奥大介追悼イベント
「奥大介プレゼンツ-宮古島ドリームマッチ」(主催・宮古サッカー協会)が18日、伊良部カントリーパークで開催された。奥氏と親交のあったサッカーJ1リーグ・ジュビロ磐田の名波浩監督や元ジュビロ磐田の中山雅史氏ら元日本代表で活躍した多くの一流プレーヤーがイベントに参加し、小中学生対象のサッカー教室や高校生との交流試合で会場を盛り上げた。
このイベントは、サッカー元日本代表で2014年10月に宮古島で交通事故のため亡くなった奧大介さんが、「いつか宮古の子供たちにサッカーを教えたい」との遺志を持っていたことから、それを受け継いだ知人らが昨年、第1回を開催した。
三回忌となる今年は元日本代表で活躍した一流選手のほか、宮古島出身でJ2リーグ・ロアッソ熊本の上里一将選手など現役のプロサッカー選手も参加する一大イベントとなった。
サッカー教室では、名波監督が練習メニューを紹介し、元代表選手たちがその模範プレーを披露すると「オー」「すごい」など感嘆の声がもれた。
交流試合では、宮古高校と宮古工業の生徒たちが、世界で活躍した一流の選手たちと同じピッチに立ち、勝負を挑んだ。
サッカー場全体を広い視野でとらえ、スペースを有効に活用して攻撃を仕掛けてくる一流選手の技術に生徒たちは驚きながらも、貴重な経験を積んでいた。
メインスタンドとグラウンド周囲には多くの市民が詰め掛け、ワールドカップで活躍した有名選手たちの高い技術に魅了され、交流試合で中山が決めた「ゴンゴール」には大きな拍手が起こった。
参加選手は次の皆さん。(敬称略)
中山雅史(元ジュビロ磐田、元日本代表)▽名波浩(ジュビロ磐田監督、元日本代表)▽山口素弘(横浜FC元監督、元日本代表)▽服部年宏(元ジュビロ磐田、元日本代表)▽西紀寛(沖縄SV、元日本代表)▽福西崇史(元ジュビロ磐田、元日本代表)▽清水範久(元ジュビロ磐田)▽鈴木秀人(元ジュビロ磐田、元日本代表)▽中西永輔(元ジェフユナイテッド市原、元日本代表)▽久保竜彦(元横浜Fマリノス、元日本代表)▽小野伸二(コンサドーレ札幌、元日本代表)▽都築龍太(元浦和レッズ、元日本代表)▽鈴木隆行(元横浜Fマリノス、元日本代表)▽斎藤紀由(元ロアッソ熊本)▽上里一将(ロアッソ熊本)