社会・全般
2010年11月11日(木)9:00
宮古では飛来初確認/迷鳥ハシボソガラス
今月4日、平良に飛来していたカラスが、宮古では初確認の迷鳥ハシボソガラスであることが分かった。
本紙の伊良波彌記者が写真に収めた。
宮古野鳥の会の仲地邦博会長を通し、野鳥研究の権威組織である山階鳥類研究所(千葉県)に鑑定を依頼した。9日、研究所が「ハシボソガラスに間違いない」と同定した。
ハシボソガラスは、日本では留鳥として九州以北に分布。沖縄本島では、数例が確認されている。
ハシボソガラス(成鳥は全長50㌢)は、宮古や沖縄本島に分布する留鳥ハシブトガラス(同56㌢)と比べ、体が小さい。大きな違いは、くちばしが細い。
宮古では、これまでハシブトガラス、迷鳥のミヤマガラス、コクマルガラスの3種が記録されており、今回のハシボソガラスの確認で4種となった。
仲地会長は「宮古野鳥の会の記録に、1種追加された。うれしい」と喜んでいた。